2020-08-29

活動量計を選ぶ際の3つのポイントと使用レビュー


 
最近、活動量計を買い替えて3個目になりました。
そこで、今までを振り返りつつ、選ぶ際のポイントと使った機種のレビューをまとめます。
 
いま、活動量計を買うときに重視しているポイントは以下の3つです。
  • 50M防水仕様

  • バッテリーが1週間以上長持ちすること
  • 心拍数が測れる
 
以下、それぞれの説明になります。

・ 50M防水仕様

もともと活動量計は、トライアスロンを始めるときに、プールでも使えるスマートウォッチを探しだしたことがきっかけです。
 
そのため、 プールでも使用可能な「50M防水」は必須条件でした。
それ以外でも、アクティビティをするにあたり、水を気にせず使えることは、大きなメリットです。

・バッテリーが1週間以上長持ちすること

活動量計を使うにあたって、途中で挫折してしまう人もいるようですが、多くの理由は充電にあります。
 
使わなくなる理由=バッテリー充電の面倒臭さです。
 
必須要件には入れていませんが、活動量計では睡眠トラッカーが当然のようについているため、スマホのように「ながら充電」はもちろん「寝ている間に充電」もできません。
 普通の活動量計は、1~3日程度しか持たないため、結果的に充電し忘れたり、面倒くさくなって、使わなくなります。
 
充電の面倒を事前に防ぐには、最低1週間、充電無しで使える活動量計がオススメです。

・心拍数が測れる

これは、2機種目から採用した項目です。
始めは水泳時のラップだけを測るつもりでしたが、スポーツでの心拍数コントロールの重要性を痛感し、取り入れました。
 
日常生活でも同様で、適正な心拍数の範囲=健康的は一つの目安です。
 
そのため、「普段や寝ているときの心拍数を計測しつつ、バッテリーが長持ちする活動量計」が、いまでは2大要素になっています。

心拍数の活用方法は以下の通りです。
 
最大心拍数の求め方:最大心拍数=220-年齢(歳)
目標運動強度%:(目標運動心拍数=最大心拍数[220-年齢]×目標運動強度%)
例:50歳の場合:220‐50=170(最大心拍数) × 0.6~0.7 = 102~119



次に、実際に購入した活動量計の履歴になります。
  • MISFIT 活動量計 Speedo Shine(2015/12~)
  • Fitbit Charge2 Sサイズ(2017/12~)
  • Withings Steel HR Sport(2020/8~)

以下、それぞれの説明です。

・MISFIT 活動量計 Speedo Shine(2015/12~)

初めて買った機種だけあって、とても嬉しかったのを覚えています。
普段は、石ころみたいな無機質なデザインですが、盤面をタップすると光で現在時間と、現在の活動量を教えてくれます。
ただし、太陽のような強い光の下だと、 時計の明かりが見えにくくなる難点がありますが、未来感のあり、ワクワクを刺激するグッドデザインでした。

基本機能は、万歩計+睡眠計測です。

特徴としては、Speedo社との共同開発で、クロールや平泳ぎで何メートル泳いだか計れる水泳測定機能です。腕に振りから泳いだ距離とラップ数を計測できます。プールでの使用が推奨されています。
 
また、使った3機種の中では、睡眠計測機能が一番優れていました。お昼寝レベルの睡眠も誤差なくキャッチして驚かされるレベルです。

難点は、心拍数測定がないのと、盤面(石ころ)部分が抜け落ちてしまう点です。
 
Misfitは寿命で買い替えたのではなく、使っているうちに盤面が落ちて失くなってしまい、買い換えました。 

もし、後継機種に心拍数計測の機能がついていたら、迷わず買っていましたが、今のところ心拍数測定機能の予定はないようです。

・Fitbit Charge2 Sサイズ(2017/12~)

 

Misfitの反省点を活かし、「心拍数測定」機能のついた活動量計を探した結果、たどり着いたのがFitbit charge2でした。
Germinとも迷いましたが、盤面の大きさと、電池の消耗の激しさ、多機能さ(多機能過ぎないほうが良い)、また日常で使いの良さを考慮してFitbitを選びました。
 
低価格にもかかわらず、重視する3つのポイントをうまく盛り込んでいて、さすがシェアを伸ばしているブランドだなと納得の内容です。
 
難点は、盤面が縦長のため、私の手には少し大きく感じられました。
着替えるときなど、袖部分が大きな盤面でつっかえてしまいます。
また、ゴムバンドのため、「水泳ロッカー用の鍵」に見えてしまうデザインです。
 
Misfitも同様にゴムバンドでしたが、デザインの妙もあり、石ころ盤面に未来感があったため、愛着が湧いて気になりませんでした。

総合すると、Fitbitは要件を満たしているけれど、ドキドキ・ワクワク感に少しかける印象でした。
 
また買い替え理由は、お風呂でも着用していたため、盤面とリストバンドの接着剤が効かなくなり、外れてしまったためです。
 

・Withings Steel HR Sport(2020/8~)

 

Fitbitの反省を活かし、次はデザイン的にもワクワクする見た目の活動量計を選ぼうとました。そのときに、真っ先に思い付いたのがWithingsです。
 
元々、気になっていて、買うタイミングを見計らっていたブランドでした。
活動量計は最初に買い始めてから5年ほどが経過し、技術的にはそろそろ出尽くした感があります。Misfitでも心拍数測定機能付の石ころモデルは出なさそうだったので、Nokiaとの間を行き来して迷走を終え、デザイン性にも優れたWithingsに挑戦しました。
買って1か月ほど経過時点でのレビューになります。
 
良い点
  • 盤面やリストバンドに高級感があり満足
  • バッテリーが長持ちで、最大25日間使用は本当 
  • 盤面のサイズが調子いいサイズ
 
悪い点
  • 睡眠トラッカーの感度が低い(起床後も睡眠判定が継続)
  • 盤面だけが極端に重く偏る
  • 心拍数は10分おきに計測で、常に表示されない
 
良い点を総括すると、日常使いをする分には申し分なく、着けていて気分が高揚する良い時計。
全体的にシンプル設計で、一日の目標が盤面下部のメーターで確認できるのも便利です。
 
悪い点では、 ひとつひとつの機能が少し物足りない印象です。
スポーツジムで運動しているときは、すぐに現在の心拍数を見たいですが、ボタンを押してから計測するため若干の間があります。
慣れの問題かもしれませんが、せっかちな人には不向きです。
ただし、常時、心拍数を計測していないからこそ、 バッテリーが長持ちするので、トレードオフだと割り切ることもできます。


以上、使用レビューでした。

最後のまとめです。
今後も重視する3つのポイントは変わらないですが、「デザインが気に入ると難点を隠してくれる」のが、Withingsから得た学びでした。
 
また、デザインやコンセプトで日常使いを想定していないものは、機能が優れていても不向きである可能性が高いです。
スポーツライクまたはアウトドアなデザイン、盤面が大きい、多機能などはオーバースペックのようです。

次に買い換えるときは、新しいモデルが出ているかは分からないですし、メガネとか別のものになっている可能性もあります。
 
ただ、一つ言えるのは、「心拍数が計れて」、「バッテリー充電までの期間が長く」、「デザイン的にも高揚感のある」、「50M防水仕様」の活動量計は、ある程度需要がありそうですが、まだ完成形は出て来ていないです。
 
全部を盛り込むのは、技術的に難しいのかもしれませんが、まだチャンスのある分野なのかもしれません。