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2021-12-02

カフェで使える健康ライフハック「混ぜるな危険!」

 


■「混ぜるな危険!」のライフハックとは?

カフェでコーヒーを飲むとき、甘党であれば、つい砂糖を入れたくなります。

でも、砂糖は健康に良くないし、老化を加速させるので、できることならたくさん取ることは控えたいものです。

そんなときの落とし所として、「砂糖は入れても混ぜない」だけで、「砂糖の摂取量を30、40%ぐらいOFFできるんじゃないか」というライフハックです。

 

砂糖の投入量とコーヒーの量にもよりますが、実際にやってみると溶けずに底に沈殿しているのが容易に確認できます。

つまり、飲み終わりにすごく甘いコーヒーを味わうだけで良いなら、砂糖の摂取量を抑えつつも、より健康的に自分の気持ちを満足させられます。

 

■効果逓減の法則

効果逓減の法則とは、「消費量が増加するにつれ、その追加分から得られる限界効用(満足度)は次第に減少するという法則」のことです。

カフェで飲むコーヒーについても、常に甘いコーヒーが美味しい訳ではなく、ひと口の甘いコーヒーがハッピーをもたらすと考えられます。

用意された砂糖を全部使わなくても、満足できる可能性は高いのです。

 

このような、ちょっとした習慣で健康的に若々しくいられるなら、それに越したことはないですね。

一度試してみる価値はあるんじゃないでしょうか?


■注意点

アイスコーヒーの場合はシロップを入れます。

基本はシロップの場合も同様で、シロップのほうが重いから底に沈殿しています。

色も透明に変わってるので、判別しやすいです。

ホットコーヒー同様、全部を飲みきらないようにして最後の方をちょい残しするだけで、甘いアイスコーヒーを楽しめます。


カフェオレやホットミルクなど、牛乳が入ってる場合は膜ができるため膜の隙間から投入するのがオススメです。

膜に絡まってしまうと、ついつい膜ごと食べてしまいたくなるのが人間の心理です。 


カフェでのんびりするときのちょっとした健康ライフハックでした。

 

2020-09-05

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」からみる健康的食生活




日本人の食事摂取基準(2020年版)」から得た、健康の基礎知識のまとめです。

端的に説明するなら、「塩と砂糖と塩分は控え、野菜とたんぱく質をたくさん取ろう!」です。

このことを伝えるためにとても苦労しているようですし、自分の生活を省みても、現代ではとても大変なことです。

個人的には、油の種類や食物繊維の項目が、とても面白かったです。

また、声高に叫ばれることはないですが、痩せの死亡率の高さは、目を見張るものがありました。

以下、ページごとに抜粋しています。気になる項目は、原本で確認ください。


P.9「国民の栄養摂取の状況からみて、その過剰な摂取が国民の健康の保持増進に影響を与えているもの」

  • 脂質、飽和脂肪酸、コレステロール
  • 糖類(単糖類又は二糖類であって、糖アルコールでないものに限る。)
  • ナトリウム

⇒つまり、脂と砂糖と塩のとりすぎ注意!


P.9「欠乏している栄養素」 

  • たんぱく質
  • n─6 系脂肪酸、n─3 系脂肪酸
  • 炭水化物、食物繊維
  • ビタミン A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、ナイアシン、葉酸、パントテン酸、ビオチン
  • カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデン

⇒上記の脂と砂糖と塩以外は、すべて足りていないイメージ

参考:第2章 日本食品標準成分表


P.14「食事摂取基準の各指標を理解するための概念」
摂取量と摂取不足又は、過剰摂取に由来する健康障害のリスク(確率)との関係を概念的に示している。

 


P.31「食事摂取基準を用いた食事摂取状況のアセスメントの概要」
絶対量よりも、摂取基準(目標)と習慣的な摂取量(実際)の差が重要



P.44「食事改善(個人)を目的とした食事摂取基準の活用による食事摂取状況のアセスメン」
※個人の摂取量には、大きな測定誤差があることを留意
  1. エネルギーの過不足を体重またはBMIより評価
  2. 栄養素の摂取不足を評価
  3. 栄養素の過剰摂取を評価 
  4. 生活習慣病の発症予防を評価



P.60「体重管理の基本的な考え方」
身体活動量が不変であれば、エネルギー摂取量の管理は体格の管理とほぼ同等。

望ましい体格を定める必要がある。成人期以後は、大きな身長の変化はないため、体格管理=体重管理。BMIを用いる。
※脂肪か筋肉か、皮下脂肪か内蔵脂肪かを考慮するため腹囲の測定がある


P.66「死因別BMIと死亡率の関連」
※BMI23.0-24.9を基準とした場合

⇒痩せすぎも死亡リスクを高める


P.70-71「特別配慮」
高齢者:身体活動量を増加させ、それに応じたBMI維持が必要。活動量低下は弱体化の原因。
  • 乳児、小児:成長曲線に並行して成長しているかを確認
  • 妊婦:どの程度の体重増加が望ましいかは各論ある
  • 若年女性:やせの者の割合が高い



P.83「身体活動レベル」

  1. (生活の大部分が座位)
  2. (座位中心の仕事)
  3. (立位中心の仕事、運動習慣あり)

⇒コロナの在宅ワークで、在中心の仕事(2)から在中心の生活(1)へ、身体活動レベルが下がっている可能性あり


P.91「推定エネルギー必要量」
身体活動レベル1→2へと増やす必要あり
活動レベル1のまま、少ないエネルギー消費と摂取量を維持することは好ましくない


P.123「タンパク質の目標量(非妊婦、非授乳婦)」
たんぱく質では、過剰摂取の回避(耐容上限量)の設定はなし。

⇒体重1kgあたり1日0.6-1.5g程度であれば問題なさそう


P.135「脂質」
  • 脂肪酸は、炭水化物やたんぱく質と比べ、1gあたり2倍以上のエネルギー
  • n-6、n-3系脂肪酸は、体内合成できず、欠乏すると皮膚炎などを発症する必須脂肪酸(α-リノレン酸、EPA、DHA)
  • 飽和脂肪酸は過剰摂取を避ける


P.147-148「トランス脂肪酸」
不飽和脂肪酸は、自然由来のシス型脂肪酸と、工業由来または反芻動物により生成され、乳製品の肉類に含まれるトランス脂肪酸が存在する。

工業由来のトランス脂肪酸は摂取することのメリットはなく、デメリットは大きい。


P.149「食事生コレステロール」
コレステロールは必須栄養素ではない。過剰摂取は循環器疾患の要因。


P.159「炭水化物」
生理学的には、ヒトの消化酵素で消化できる易消化性炭水化物と、消化できない難消化性炭水化物がある。

食物繊維は、生理学的な分類法で、定義は国内外の組織間で少しずつ異なる。


P.160「食物繊維」(つづき)

  • 食物繊維の摂取量は体重の増加と負の関連
  • 食物繊維の摂取量は便秘症の羅漢率、発症率、排便頻度と負の関連 ※関連を認めなかった研究もある
  • 食物繊維は、摂取不足で生活習慣病の発症に関連する報告が多いため目標量を設定


P.160
  • 脳は、体重の2% 程度の重量だが、総基礎代謝量の約 20% を消費すると考えられている。
  • 食物繊維は、エネルギーとしての食事摂取基準では無視されているが、数多くの疾患と負の関連がある。(心筋梗塞、脳卒中、循環器疾患、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんの発症など)



P.161「PFCバランス」
たんぱく質15%、脂質20%、炭水化物65%(エネルギー換算) 

炭水化物の多い食事は、その質への配慮を欠くと、精製度の高い穀類や甘味料や甘味飲料、酒類に過度に頼る食事になりかねない。これは好ましいことではない。


P.165「アルコール」
アルコールの過剰摂取による健康障害への注意喚起を行うに留め、指標は算定しない。


P.173「エネルギー換算係数」
1gあたりのエネルギー(カロリー)
たんぱく質:4 脂質:9 炭水化物:4(食物繊維:0~2) アルコール:7


P.174、177「基本的な考え方」

たんぱく質:足りないと不健康

脂質:必須脂肪酸を摂取、他の脂肪酸は取り過ぎで不健康

炭水化物:食物繊維が足りないと不健康

アルコール:取り過ぎで不健康



以下、下記の項目が続く。

P.171-374 ビタミン
P.378-411 対象特性(妊婦・授乳婦、乳児・小児、高齢者)
P.431-476 生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性肝臓病)


日本食品標準成分表
脂質、炭水化物、食物繊維の量など



2020-08-29

活動量計を選ぶ際の3つのポイントと使用レビュー


 
最近、活動量計を買い替えて3個目になりました。
そこで、今までを振り返りつつ、選ぶ際のポイントと使った機種のレビューをまとめます。
 
いま、活動量計を買うときに重視しているポイントは以下の3つです。
  • 50M防水仕様

  • バッテリーが1週間以上長持ちすること
  • 心拍数が測れる
 
以下、それぞれの説明になります。

・ 50M防水仕様

もともと活動量計は、トライアスロンを始めるときに、プールでも使えるスマートウォッチを探しだしたことがきっかけです。
 
そのため、 プールでも使用可能な「50M防水」は必須条件でした。
それ以外でも、アクティビティをするにあたり、水を気にせず使えることは、大きなメリットです。

・バッテリーが1週間以上長持ちすること

活動量計を使うにあたって、途中で挫折してしまう人もいるようですが、多くの理由は充電にあります。
 
使わなくなる理由=バッテリー充電の面倒臭さです。
 
必須要件には入れていませんが、活動量計では睡眠トラッカーが当然のようについているため、スマホのように「ながら充電」はもちろん「寝ている間に充電」もできません。
 普通の活動量計は、1~3日程度しか持たないため、結果的に充電し忘れたり、面倒くさくなって、使わなくなります。
 
充電の面倒を事前に防ぐには、最低1週間、充電無しで使える活動量計がオススメです。

・心拍数が測れる

これは、2機種目から採用した項目です。
始めは水泳時のラップだけを測るつもりでしたが、スポーツでの心拍数コントロールの重要性を痛感し、取り入れました。
 
日常生活でも同様で、適正な心拍数の範囲=健康的は一つの目安です。
 
そのため、「普段や寝ているときの心拍数を計測しつつ、バッテリーが長持ちする活動量計」が、いまでは2大要素になっています。

心拍数の活用方法は以下の通りです。
 
最大心拍数の求め方:最大心拍数=220-年齢(歳)
目標運動強度%:(目標運動心拍数=最大心拍数[220-年齢]×目標運動強度%)
例:50歳の場合:220‐50=170(最大心拍数) × 0.6~0.7 = 102~119



次に、実際に購入した活動量計の履歴になります。
  • MISFIT 活動量計 Speedo Shine(2015/12~)
  • Fitbit Charge2 Sサイズ(2017/12~)
  • Withings Steel HR Sport(2020/8~)

以下、それぞれの説明です。

・MISFIT 活動量計 Speedo Shine(2015/12~)

初めて買った機種だけあって、とても嬉しかったのを覚えています。
普段は、石ころみたいな無機質なデザインですが、盤面をタップすると光で現在時間と、現在の活動量を教えてくれます。
ただし、太陽のような強い光の下だと、 時計の明かりが見えにくくなる難点がありますが、未来感のあり、ワクワクを刺激するグッドデザインでした。

基本機能は、万歩計+睡眠計測です。

特徴としては、Speedo社との共同開発で、クロールや平泳ぎで何メートル泳いだか計れる水泳測定機能です。腕に振りから泳いだ距離とラップ数を計測できます。プールでの使用が推奨されています。
 
また、使った3機種の中では、睡眠計測機能が一番優れていました。お昼寝レベルの睡眠も誤差なくキャッチして驚かされるレベルです。

難点は、心拍数測定がないのと、盤面(石ころ)部分が抜け落ちてしまう点です。
 
Misfitは寿命で買い替えたのではなく、使っているうちに盤面が落ちて失くなってしまい、買い換えました。 

もし、後継機種に心拍数計測の機能がついていたら、迷わず買っていましたが、今のところ心拍数測定機能の予定はないようです。

・Fitbit Charge2 Sサイズ(2017/12~)

 

Misfitの反省点を活かし、「心拍数測定」機能のついた活動量計を探した結果、たどり着いたのがFitbit charge2でした。
Germinとも迷いましたが、盤面の大きさと、電池の消耗の激しさ、多機能さ(多機能過ぎないほうが良い)、また日常で使いの良さを考慮してFitbitを選びました。
 
低価格にもかかわらず、重視する3つのポイントをうまく盛り込んでいて、さすがシェアを伸ばしているブランドだなと納得の内容です。
 
難点は、盤面が縦長のため、私の手には少し大きく感じられました。
着替えるときなど、袖部分が大きな盤面でつっかえてしまいます。
また、ゴムバンドのため、「水泳ロッカー用の鍵」に見えてしまうデザインです。
 
Misfitも同様にゴムバンドでしたが、デザインの妙もあり、石ころ盤面に未来感があったため、愛着が湧いて気になりませんでした。

総合すると、Fitbitは要件を満たしているけれど、ドキドキ・ワクワク感に少しかける印象でした。
 
また買い替え理由は、お風呂でも着用していたため、盤面とリストバンドの接着剤が効かなくなり、外れてしまったためです。
 

・Withings Steel HR Sport(2020/8~)

 

Fitbitの反省を活かし、次はデザイン的にもワクワクする見た目の活動量計を選ぼうとました。そのときに、真っ先に思い付いたのがWithingsです。
 
元々、気になっていて、買うタイミングを見計らっていたブランドでした。
活動量計は最初に買い始めてから5年ほどが経過し、技術的にはそろそろ出尽くした感があります。Misfitでも心拍数測定機能付の石ころモデルは出なさそうだったので、Nokiaとの間を行き来して迷走を終え、デザイン性にも優れたWithingsに挑戦しました。
買って1か月ほど経過時点でのレビューになります。
 
良い点
  • 盤面やリストバンドに高級感があり満足
  • バッテリーが長持ちで、最大25日間使用は本当 
  • 盤面のサイズが調子いいサイズ
 
悪い点
  • 睡眠トラッカーの感度が低い(起床後も睡眠判定が継続)
  • 盤面だけが極端に重く偏る
  • 心拍数は10分おきに計測で、常に表示されない
 
良い点を総括すると、日常使いをする分には申し分なく、着けていて気分が高揚する良い時計。
全体的にシンプル設計で、一日の目標が盤面下部のメーターで確認できるのも便利です。
 
悪い点では、 ひとつひとつの機能が少し物足りない印象です。
スポーツジムで運動しているときは、すぐに現在の心拍数を見たいですが、ボタンを押してから計測するため若干の間があります。
慣れの問題かもしれませんが、せっかちな人には不向きです。
ただし、常時、心拍数を計測していないからこそ、 バッテリーが長持ちするので、トレードオフだと割り切ることもできます。


以上、使用レビューでした。

最後のまとめです。
今後も重視する3つのポイントは変わらないですが、「デザインが気に入ると難点を隠してくれる」のが、Withingsから得た学びでした。
 
また、デザインやコンセプトで日常使いを想定していないものは、機能が優れていても不向きである可能性が高いです。
スポーツライクまたはアウトドアなデザイン、盤面が大きい、多機能などはオーバースペックのようです。

次に買い換えるときは、新しいモデルが出ているかは分からないですし、メガネとか別のものになっている可能性もあります。
 
ただ、一つ言えるのは、「心拍数が計れて」、「バッテリー充電までの期間が長く」、「デザイン的にも高揚感のある」、「50M防水仕様」の活動量計は、ある程度需要がありそうですが、まだ完成形は出て来ていないです。
 
全部を盛り込むのは、技術的に難しいのかもしれませんが、まだチャンスのある分野なのかもしれません。



2020-03-13

ノンケミカルな花粉症対策のすすめ




花粉シーズンはすでにピークを過ぎてますが、花粉関連のプレスリリースや記事が興味深かったため、花粉症対策とともに紹介します。

花粉対策は、「花粉症歴=年齢-12年」の人間が送る、シンプルながらも効果的で、来年以降にも役立つ内容です。

まずは花粉症関連の雑談から始めます。
すぐに「花粉対策」や「まとめ」を見る場合はテキストリンクをクリックしてください。


■花粉あれこれ

※MyVoice【花粉症に関するアンケート調査】よりhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000848.000007815.html

  • 花粉症経験者は45.6%
  • 対策時期は「2月」「3月」が各6割強
  • 症状は「鼻水が出る」「目がかゆくなる」(7~8割)、「くしゃみが出る」「鼻がつまる」(5~6割)、その他「鼻をかみすぎて鼻の下が痛い」「のどがかゆい、イガイガする」「顔や目・鼻・口の周りの肌が荒れる」は女性で比率が高い
  • 対策方法は「マスク」(56.2%)、「医師の処方薬、注射」「市販の目薬」「市販の飲み薬」(3~4割)。重度の花粉症の人で「マスク」(7割弱)、「医師の処方薬、注射」(6割)

MyVoiceさんのアンケート。花粉症の経験者が約46%と市民権を得ているので、花粉症歴が長い人間からするとホッとします。かつて、花粉症が世間に認知されてなかった頃は、「マスク=不謹慎」で、肩身の狭い思いをしました。

昨今では、新型コロナの影響で、マスクをしていると「コロナか?」とか「買い占めか?」と誤解されるリスクがあり、肩身の狭さは相変わらずですが、それでも同志が増えたのは心強いです。

対策は、マスク→薬→空気清浄機→のど飴→めがね→うがい→目の洗浄の順番で、「うがい」の大切さが低い気がします。




参天製薬 花粉シーズンのストレスを大調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000010872.html

参天製薬さんは、MyVoiceさんのアンケートで一番回答数が少なかった「目の洗浄」についての調査。マーケットを拡大できるか興味深いです。

「目」に関しては、「メガネをする」か「触らずに我慢」を徹底していますが、今後、花粉症対策としての目薬は拡がっていくでしょうか。





パナソニック 花粉に悩む300名にアンケートより(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000350.000024101.html

パナソニックさんは、自宅での花粉対策に「空気清浄機」をプッシュ。一家に一台までは普及してなさそうで、伸びる余地はありそうです。約86%の人は、自宅で花粉の存在を感じているのに、実際に花粉対策を行っている人は僅か17.3%。

正確には、花粉対策している人のうち、自宅対策をしている人は約20.6%。
 ※花粉対策をしている人 300(母数)×0.84(対策をおこなってない人以外)=252
  自宅で対策している人 300(母数)×0.173(自宅対策)=約52
  自宅対策者割合    52(自宅対策者)/252(花粉対策者)=約20.6%

空気清浄機に関しては、MyVoice(16.3%)、参天製薬(21%)と、花粉症対策用途での空気清浄機の普及率は2割程度でしょうか。空気清浄機はもっと売れてそうですが、花粉で苦しんでいて空気清浄機に期待している人だと、こんなものなのか。

我が家では。粗大ごみにしてしまいましたが、たしかに空気清浄機があると安心です。



花粉症薬、何を飲んでる?「アレルギー性鼻炎薬」処方患者数ランキング | 有料記事限定公開 | ダイヤモンド・オンライン

ダイヤモンド・オンラインの記事では、花粉症薬について。
アレグラ・アレロック・アレジオンの花粉症薬・御三家は、すべて服用したことありますが、「ザイザル」なる未体験の薬がメキメキと頭角を現してきています。

EPARKさんの解説によると、ザイザルは「1日1回の服用」で「(保険適用で)薬価が29円」。他の薬の「1日2回服用」で「薬価は30-40円」に比べ、優位性があります。
※花粉症に処方されるアレロックとは?アレグラ・ザイザルとの効果・副作用比較(https://www.kusurinomadoguchi.com/column/articles/ttkmp

ここ10年ほど薬物療法を止めている身としては、服用回数が減っているのは良いことですが、「薬漬け医療」が頭をよぎります。

薬を服用しなければ、花粉症は重症化しないのでは?

また、

先に、薬以外のやり方で、症状を軽減させるか試しては?

試した結果、症状が変わらなければ薬の検討もアリですが、まずはノードラッグを模索してみよう派です。



従業員の状態による一年間に失われた平均総生産性(P.9)及び国内アレルギー性鼻炎患者の労働生産性の低下による経済的損失(P.10)|千葉大学大学院医学研究院

  生産性を低下させる疾患ランキング
  1.アレルギー性鼻炎 $593
  2.高度のストレス  $518
  3.片頭痛      $277
  4.うつ       $273
  5.リウマチ、関節炎 $269
  ※1年間に失われた生産性(1人あたりの賃金換算)

  国内調査における経済損失
  労働時間の損失:12.74日/年
  アレルギー性鼻炎者の一人あたりの労働損失額:191,783円/年

千葉大学大学院さんによる経済損失の話。
避けるべき疾患なのは明らかです。記載はないですが、他の疾患との相関も高そうですね。「ストレス」や「花粉」による炎症が、「うつ」などの他の疾患を引き起こし、負の連鎖になってる可能性も考えられます。年間約13日(約19万円)の損失は大きな負担です。


■花粉基本情報とレベルの分類

「花粉症の正しい知識と治療・セルフケア」P.4より(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan-qa_a.pdf

まずは基本情報の確認。
MyVoiceさんのアンケートの通りで、「2月・3月」は花粉対策の開始時期です。ちなみに、2020年に初めて花粉を感じたのは2月1日でした。

新型コロナウィルス騒ぎだけでなく、冬は寒くて乾燥しているため、ウィルスが流行りやすい季節です。毎年、1~2月初めにはマスクを確保し、備えられると無難です。

一人で使う分には、昨年度分が余っていることもあり、ピーク前の1月初めか、花粉症が終わりの4月頃に買うこともあります。価格目安は、1枚あたり5.4~8円です。

 


また、お医者さんにでアレルギーテスト(特異的IgE「MAST33アレルゲン」)を受けることもオススメします。自分のアレルゲン(アレルギー原因物質)が、「スギ」か「ヒノキ」かを知っておくことは大切だし、それ以外のアレルゲンの有無を知ることで、アレルギーの連鎖反応を抑えられます。

「スギ花粉症におけるアレルゲン免疫療法の手引き」P.8より(https://www.jsaweb.jp/uploads/files/sugi_tebiki16_honmon.pdf


過去、実際に検査したら、陽性クラス(0~6)と7段階あるうち、「スギ(6)」、「ヒノキ(2)」、「牛肉(2)」、「オボムコイド(2)」、「卵白(2)」と、食べ物のアレルギーが判明しました。
※陽性クラス2以上がアレルギー陽性の判定です
※オボムコイド=加熱後も残る卵白のアレルギー



仮に、このことを知らずに「牛丼+生卵トッピング」を食べていたら、花粉症はより酷くなる可能性があります。

また、陽性クラス「1」などのアレルゲン予備軍や「2」の軽度なアレルゲンを知ることで、それらの過剰な摂取を避け、発症時期を遅らせたり、予防をすることにつながります。

自分自身の花粉症の重症度や病型を把握しておくことも重要で、下図の分類より客観的に症状を把握することができます。
「花粉症の正しい知識と治療・セルフケア」P.4より(https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/dl/ippan-qa_a.pdf

以前であれば、控えめに申告しても重症で、たぶん最重症クラスでした。マスクをしても鼻水や目のかゆみが止まらず、鼻腔(鼻の中)が腫れて塞がり、口呼吸をしないと息ができない状態です。(鼻閉4、くしゃみ発作または鼻漏3~4)

それが現在では、マスクをすれば軽症に収まり、睡眠や仕事への悪影響も抑えられています。もちろん、花粉症の飛散直後は、くしゃみ発作が頻発しますが鼻閉に悩まされることはなくなりました。


■花粉対策

推奨する花粉症対策は下記5つです。
  • 「鼻」はマスクとワセリンで侵入を防ぐ
  • 「目」は触らず我慢
  • 鼻うがいで鼻腔、口腔をスッキリ
  • ノードラッグで重症化を回避
  • 健康的な生活(免疫力を高め)&アレルゲンを抑える

・「鼻」はマスクとワセリンで侵入を防ぐ


基本的な作戦は「水際作戦」です。
とにかく、花粉に触れないようにすることが第一です。
マスクのワイヤーを使って鼻のスキマを埋め、花粉の侵入を防ぎます。

 


ちなみに、花粉は水を吸収すると破裂します。
空を舞う スギ花粉の秘密(ミクロワールド 空を舞う スギ花粉の秘密)
今、ツラいあなたに!保存版 新発想の花粉症対策SP(NHK ガッテン!)

そのため、粘膜などの水分に触れさせないことが大切です。
鼻の周りにワセリンを塗り、花粉が鼻粘膜に付着する前に吸着する方法も有効です。大切なのは「水際作戦」。花粉に触れる前に、食い止めることです。


 


ワセリンがない場合は、リップクリームなどでも代用可能です。
荒れた肌を保湿してくれるようなものであれば、わりと何でも大丈夫です。

注意点は、お風呂前に鼻の周りをよく拭うことです。
ワセリンで花粉の鼻への侵入を防いでも、鼻付近に付着したままシャワーを浴びてしまうと、水に触れた花粉が破裂し、悶えることになります。お風呂直前、1日の疲れでもあり、もっとも気が緩みやすいタイミングですが、最後に油断しないようにしましょう。


・「目」は触らず我慢

目はそのまま、「とにかく触らず我慢」です。
鼻と同様、水に触れると花粉が目の周辺で破裂して、症状が悪化するため、顔には触れません。水で顔を洗ったり、ウェットシートで顔を拭くこともしません。

メガネをしていたこともありますが、メガネが曇ったり長時間つけていると耳が痛くなることと、我慢できてしまったのが理由です。

メガネをしてると、グラスに花粉が付いて「おおっ」と効果を実感できますが、ワセリンや保湿クリームを塗って、目に入る前に顔面で花粉をキャッチして侵入を防いでいます。


・鼻うがいで鼻腔、口腔をスッキリ

再三、「水際作戦」を強調していますが、マスクだけでは守りきれない花粉に対抗する最後の秘策が「鼻うがい(サーレS)」です。

水際で食い止めるはずの「水際作戦」で突破されたとしても、鼻うがいがあるから安心していられます。

花粉症の人なら、喉のイガイガや鼻のムズムズで、喉や鼻を取り外して洗ってしまいたいと感じる人もいるのではないでしょうか?

そう感じたらすかさず鼻うがいです。
その日の昼間は我慢してやり過ごし、夜、家に帰ったらすかさず鼻うがいでスッキリします。終わりがわかっていることと、花粉が蓄積しないため、なんとか我慢できます。

花粉の飛び始めには鼻うがい!


と某企業の風邪のひき始めのキャッチコピーみたいですが、鼻うがいの選択肢を持つことで、花粉症対策を圧倒的有利に進められます。

 


1シーズンに1,2度しか使っていないため、2014年に買ったものをいまだに使っていますが、内容成分は「塩化ナトリウム・メントール・ペパーミント」だけなので安心です。
水に溶かしたら、鼻から入れて口から出します。

気をつけたいのは、鼻から入れる際に勢い良く吸ってしまうと、耳の中に水が入り中耳炎になる可能性があります。

慣れないうちは、口から出そうとせず、鼻の中を軽くメンソールで洗浄するぐらいの感覚で十分効果があります。

具体的な注意点は、
  • 顔は正面(上を向かない、鼻の位置が耳より上にしない)
  • 吸い込むときはゆっくり、少しづつ
  • 基本、液体は垂れ流す(見た目にはばっちいけど)
  • 鼻をすするのはNG(とっても、すすりたくなるけど)
  • 最初から、口から出そうとしない(初めから出来る人はそういない)
です。

鼻うがいをすることで、鼻水や水を飲んでも洗浄できない鼻腔や喉の奥深い部分を洗い流せるせいか、花粉症の症状がグッと和らぎます。また、塩で引きしめられているのか、喉の荒れも収まります。薬ではないので副作用などの心配もありません。
注意すべきは、鼻うがいのやり方だけです!

洗浄器は使わないでも鼻洗浄・鼻うがいは可能で、家にあるプラスチックコップに水とサーレSを入れて混ぜ、鼻うがいをするだけです。
鼻うがいの頻度は人それぞれですが、頻繁にやる必要はありませんでした。

MyVoiceのアンケートでは、「うがい液・のどスプレー(8.6%)」とほとんど認知されていなかったので、ぜひ広まって欲しいです。薬ではないため、長く使い続けても身体への悪影響は考えづらいのも利点です。


・ノードラッグで重症化を回避

花粉症を語る上で「薬物療法をするかしないか」は、かなり大事な話題です。
個人の経験のため説得力に欠けますが、薬を飲んだ結果、花粉症が重症化したために、服用を止めました。

原因としては、薬を服用することで、「花粉の身体への侵入に無頓着になり、花粉を大量に吸い込んでしまった可能性」と、「マスクの着用しない時間が増えたせいで、たくさんの花粉を吸い込んだ可能性」があります。

どちらにせよ、薬を使って症状を止めていると、段々と薬への慣れが出てくるため、薬の効き目が悪くなり、薬の効果が弱まった際の反動として重症化しました。

ここがとても重大で、普段から薬の力で許容量を水増ししていると、本来の許容量を超えて花粉を吸引してしまうため、「薬への慣れ」や「効果が切れた」ときの反動は、身体の限界を超えた状態になります。

結果、鏡越しに鼻穴をのぞいても鼻腔は塞がり、喘息のようなくしゃみの連続で、肋骨を痛めるほどに重症化しました。鼻水のかみ過ぎで肌もカブれ、とても痛かったです。

通常の副作用だけでも、意識がボーッっとし、身体が火照るので、健康に良いとは言えない状態で、そこに服用による反動が加わると、薬物療法(抗ヒスタミン剤)を続けることに疑問を持ち始めました。

もし、薬を飲んでもマスクをする必要があるなら、

薬を飲まずに、マスクだけで症状を抑えらないか?

と考えました。
結果、この考え方がうまくいったのです。

また仕事内容が「マスクOK」な環境も大きかったです。


・健康的な生活(免疫力を高め)&アレルゲンを抑える



花粉だけではないですが、すべての基本は健康です。
「睡眠」、「栄養」、「運動」で免疫力を高め、アレルギー症状の発生を抑えることが一番です。

「花粉症は、免疫システムの『過剰防衛』」だから、回虫を飼って防衛システムの意識を回虫に向けさせれば、症状は抑えられるはず。この考え方にも一理あります。
花粉症対策にはお腹の中に寄生虫を飼うとよい?(ほぼ日刊イトイ新聞)
回虫を飼えば、花粉症にならない!? 驚きのアレルギー対策術(ダ・ヴィンチ)

たしかに、風邪を引いているときは花粉症の症状が和らぎますが、寝不足で免疫力が落ちているとき、花粉症は和らぐことはなく、普段よりも症状はキツくなります。
これは、どういったことでしょうか?

毒を食べて身体の中に抗体を作ることと、健康を害して症状を和らげることは別です。健康的な生活を送り、余裕があれば回虫にも手を出してみるぐらいで、丁度よいのではないでしょうか。ただ単に健康を損なってしまわないよう気をつけたいです。


もっとも気をつけるべきは、自分のアレルゲン(アレルギー原因物質)を摂取しないことです。アレルゲンは人それぞれですが、お酒、タバコ、卵、牛肉や、パン、ご飯、蕎麦でも発症することもあります。

特に花粉の時期は、アレルゲンを遠ざける必要がありますし、普段でも体調が良くないときは、アレルゲンを避けるようにした方が身体に優しいです。

アレルゲンの特定は、アレルギーテストで判明しますが、テストの項目に含まれていない物でもアレルギーの原因になるものはたくさんあります。

そのため、自分の生活の中で、不調になった際の前後の行動を振り返り、アレルゲンに目星を付けておくことで、人生を快適に過ごせる確率が高まります。

■まとめ

最後に、おすすめ商品リンクと要点5つのまとめです。


1.花粉症対策は、水際作戦で花粉の侵入を防ぐことを目的とします。
マスクを付けて鼻からの侵入を防ぎ、目・鼻の周りはワセリンを塗り、花粉を吸着させます。(ワセリンはリップクリームにもなり、乾燥する季節には大活躍です)

2.目は触らずひたすら我慢。3.花粉がマスクやワセリンを突破した場合は、鼻うがいで鼻腔を洗浄します。鼻うがいはくれぐれも慎重に行ってください。

4.アレルギー鼻炎薬は、花粉症が重症化した経験から使いません。
マスクとワセリン、鼻うがい(サーレS)を推奨します。

5.最後は、健康的な生活を心がけることと、アレルギーテストにより自分のアレルゲン(アレルギー原因物質)を知ること。それによりアレルギーの連鎖反応を防ぎ、花粉症の症状を出にくくします。

受験シーズンだと、花粉症で集中力が途切れ、悩まされている人も多いかと思いますが、薬を使わないでも対策できるってことを知ってほしいです。

  • 「鼻」はマスクとワセリンで侵入を防ぐ
  • 「目」は触らず我慢
  • 鼻うがいで鼻腔、口腔をスッキリ
  • ノードラッグで重症化を回避
  • 健康的な生活(免疫力を高め)&アレルゲンを抑える
     


 





    2020-02-02

    食事ハックの導入を現実的に検討してみた

    食事ハックのタイトル

    勝間和代さんの「勝間式 超ロジカル家事」「勝間式食事ハック」を読んで、自分の食生活を見直そうと思い立ち、今後の行動方針をまとめてみました。

    また、外資系コンサルをされていた勝間さんの思考術もためになったので、その辺にも触れています。

          


    ■導入時の心構え5つ + ポイント3つ + 時間割引率

    まずは心構えから。

    1. ゼロベースで考え、「家事ハック」をやるべきかどうか考える
    2. 質は落とさず、生産性を高め、リターンを最大化する
    3. リーダーとしての自覚、主体性を持つ (すべて自分の責任・権限で行う)
    4. フレームワークを決めて情報を整理し「決断」、細かな効果検証で「改善」
    5. 継続する持久力(楽であること)


    この辺の考え方は仕事そのものです。
    また、勝間さんは、

    「調理器具とパソコンは同じ」

    と指摘しているのが印象的でした。
    電話やFAX、紙の見積書作成が、メールやチャット、電子記録に置き換わり、生産性が圧倒的に飛躍したように、プライベートでもテクノロジーを駆使し、生産性を高めようと主張しています。

    「初期コストと学習が必要ですが、圧倒的に便利になる」

    コンビニ弁当やスーパーのお惣菜で、何とかなっていたので、「わざわざ新しくやる必要あるの?」とも思いましたが、言われてみれば確かにその通りで、”文明の利器を使わない手はない”です。

    普段の生活の延長で考えていると思いも寄らないので、まさに慧眼でした。

    また、「加工食品は貧困ビジネス」や「英語が話せない理由と同じ」など、斬新な切り口の主張があり、とても面白いです。


    少し話が脱線しましたが、話をもとに戻すと、
    導入を決めるにあたり、ポイントは3つ。
    • 時間(手間)
    • 健康
    • 価格

    それぞれの食事方法での、メリット・デメリットは以下の通りです。(自分調べ)

    食事方法のポイントを表にしました。
    食事方法のメリデメ

    • 外食:時間と価格を追求すれば、こんなに楽なものはないが栄養面に偏りがでる
    • コンビニ:価格は意外と700-800円程度で何とかなるが健康面に不安あり
    • スーパー惣菜:比較的、便利で健康的な食生活を安価で実現できる
    • 自炊:これまではパスタばかりで、健康的とは言い難い状態。時間もかかった
    • 食事ハック:見立てでは健康的な食事を、限りなく低コストと低時間で実現

    本書では、スーパーの惣菜や外食チェーンと比べても、お金も時間も同等かそれ以下とありましたが、さすがにそれは無理がありそうです。おそらく、ターゲット層や前提条件が異なるのでしょう。

    それでも、この本を手に取り、食事ハックをしてみようと興味が湧いたのは、「時間割引率」を無意識に考えていたからです。

    勝間さんは、時間割引率について、以下のように噛み砕いて解説しています。


    「私たちは短期に重要なことばかり毎日やってしまい、
    長期的に重要な事は全て後回しにする傾向があります」

    ”若いうち”や”身体が強い人”は無茶な食生活を続けても、日常生活にそこまで支障をきたしません。しかし、歳を重ねるにつれ食生活の乱れは身体に深刻な害を及ぼし、体調不良の形で実生活に影響を及ぼし始めます。

    最終的に食事ハック導入の決定打になったのは、コンビニや外食、スーパーの惣菜を続けていると、お腹は満たせても長期的な健康の視点ではマイナスだからです。

    今までは自炊と外食を秤にかけると、外食の楽さに負けていましたが(健康的な調理もしていなかったし)、テクノロジーを活用した食事ハックなら、健康的な調理も継続できそうです。


    ■生活への組み込み方

    実生活に取り入れた場合も想定しました。
    1日1.5食~2食程度ですが、仮に3食になっても無理なく続けられるよう3段階で設定しています。
    • 初級:朝→なし、昼→自由、夜→食事ハック
    • 中級:朝→晩御飯の残り、昼→自由、夜→食事ハック
    • 上級:朝→昼御飯の余り(食事ハック)、昼→お弁当(食事ハック)、夜→食事ハックで夜と翌日の仕込み

    慣れてしまえば、上級でもまったく問題なさそうです。
    ただ、料理レパートリーが少ないうちは、毎日夜ご飯を用意するだけでも大変そうなので、まずは簡単なレパートリーを増やしていきたいです。

    ルーチーン化して、お弁当までできればよいですが、日常的に健康メニューを取り入れる習慣が目的のため、ひとまずそこをゴールとします。


    むしろ、ここで最大の障害に感じたのは、洗い物でした。
    ホットクックにせよヘルシオにせよ、洗い物の時間はバカになりません。今までなら、プラトレーを捨てるだけでしたが、「自炊回数×1-2回」の洗い物が発生します。

    食事が終わり、食器を放り込んでおけば、次の料理で使える状態になる。
    ワンタッチ&メンテナンスフリーの食洗機は、食事ハックに必要不可欠です。

    食洗機の性能で、自炊の頻度&継続日数さえ変わってきそうです。
    シミュレーションしてみて、自分の中の「洗い物に対する抵抗感」が、想像以上に強いと気付かされました。

    炊飯器にしても、ホットクックにしても、デカい内釜を洗うため、それを収容できることと、できれば同時に他のお皿も洗える食洗機が一番です。最終的には、スペースや価格、導入コストと要相談です。

    サイトのスペックも見ますが、こういうとき、家電量販店で実物を確認できるのは本当にありがたいですね。
    (ホットクックのサイト上では「内鍋は食洗機で洗わないでください。」とありました。一部食器は、毎日の手洗いが必須かもしれません)



    ■実際に何を買ってどう使う?

    現在、自宅にある食事用家電は、冷蔵庫と電子レンジのみ。
    必要な家電をどこまで見極められるか=無駄な買い物をしないか、も大切です。
    食事ハックで解説されていた家電は以下の通り。

    【家電別機能説明】

    • 炊飯器(象印)=ご飯を炊く
    • ホットクック=炊く、蒸す、煮る(時間の設定が細かい、撹拌機能有)
    • 煮込み自慢=炊く、蒸す、煮る (撹拌機能なし)
    • ヘルシオ= 焼きもの、炒めもの
    • ホームベーカリー=パンを焼く、生地をこねる、発酵させる
    • 食洗機=洗う、乾かす
    • 冷蔵庫=保管     ⇒持ってる
    • 電子レンジ=温める  ⇒持ってる

    特にホットクックを推薦している印象でした。
    ホットクックの特徴としては、撹拌機能と時間の細かな設定と、低温調理(非圧力鍋)にあります。逆に、上記の特徴が必要でなければ、煮込み自慢やその他の圧力電子鍋でも充分で、初期コストも調理時間も抑えられます。

    例えば、「ツインシェフ」なる家電も発売されています。
    撹拌機能無しで、温度調節のみですが、2つの釜で同時に調理可能。温度管理だけで良ければホットクックの2台持ちよりお得で、検討する価値があります。
    価格は税抜19,800円とホットクックよりも40%ほど安いです。


    決め手は、自分の生活スタイルや作りたい料理から逆算すると良さそうです。

    食事ハックを使った料理アイデアは、本でもいくつか紹介されてますが、ホットクック煮込み自慢ヘルシオのレシピサイトも参考になります。
    ※脂質・糖質・塩分の取り過ぎは要注意。健康的には未加工の野菜摂取(特にホールフード)が超重要!

    【想定献立メニュー】

    • 玄米リゾット


    • スープ+全粒粉パン(天然酵母使用)

    • 豚汁+味噌汁+(うどん)の肉抜き  
      • 豚汁にうどんを入れる。
      • うどんは糖質の塊だから本当なら非推奨。(たまになら良いか)
      • 食材は、ごぼう、里いも、こんにゃく、にんじん、白ねぎ、生しいたけ、みそ、油揚げ、豆腐、小松菜。

    • おでん+残り汁で玄米茶飯
      • おでんを食べて残り汁で玄米を食べる。
      • おでんの食材も出来合いを買うと加工食品のため、つみれ、さつま揚げ、はんぺん、ちくわなどの練り物には注意が必要。おでん専用ではなく、通常商品として調達できるものが良さそう。
      • 食材は、大根、じゃがいも、こんにゃく、ちくわ、昆布、厚揚げ。

    最初にホットクックのサイトを閲覧したせいか、実際のメニューを考えてもホットクックと食洗機さえあれば、実現出来そうです。献立メニューを考えている際も、うすうすと感じました。

    あとは、勝間さんが実践しているようにホットクック2台持ちにするかどうかです。
    玄米を美味しく食べるなら、炊飯器も良さそうですが、ホットクックでも問題なく炊けるようなのです。ホットクック2台、またはホットクック+炊飯器が現実的です。

    ホットクックは、蒸し板がついているため、蒸し板(上段)と内釜(下段)で、2品同時に調理可能ですが、蒸し板には穴がついているため、汁物(ご飯を炊く)+汁物(豚汁を煮込む)はできません。

    そのため、ご飯も食べるならリゾットにするか炊飯器を別途購入する必要があります。
     上記に加え、「食洗機どうしよう問題」もあります。
    炊飯器にせよホットクックにせよ、内釜の手洗いは避けられなさそうです。


    ちなみに、内釜サイズは、高さ11.6cm☓幅直径18.2cm※持ち手込(19.5cm)です。
    自己責任で、食洗機に入れるとしたら、サイズ的にはどれも入りそうです。

    価格との相談やメーカーの好み次第でしょうか。

    スモールスタートなら、全器具合計で約7万円からスタートできます。




    パンとスープをメインにして豆乳も使わなければ、油モノはないので、「お急ぎモード・ソフト洗いモード」で汚れがキレイに落ちそうです。

    野菜も列記してみましたが、他の料理と似通っていて使いまわしも簡単にできそうです。

    まず主食がパンの自炊に慣れてから、その後、玄米に移行すれば負担も少なさそうです。
    炊飯器の購入検討もその時で良いでしょう。
    また、食洗機とホットクックだけなら、置き場所の確保も簡単に目処が立ちます。

    約7万円。パソコンを買うこと考えたらその位かかりますし、いま使っているパソコンも15万円程度と考えると、妥当な出費です。問題は継続できるかどうか。
    朝と夜にゆとりのある生活へのシフトが必要ですが、導入してみる価値はありそうです。

    ■まとめ

    ホットクックの単身用と、食洗機だけなら約7万円で導入可能。
    パンは外注して購入可能。野菜は共通している物が多いので、使いまわし可能。
    自炊の時間をほんの少し確保するために、生活習慣を変えられるか。



        



    2020-01-04

    健康についての覚書(腸弱編)


    寒い季節に体調を崩しやすくなる人は、身体を温めるだけで健康的になるかもしれません。昨日は着るもので身体を温めようというテーマでしたが、今日は「腸弱の人が健康で気をつけていること」について書きます。

    大前提として、健康は減点方式と捉えています。
    「何かをしたから健康になる」というより「不健康な要因を除外すれば長く健康でいられる」と考えています。

    つまり、1日で何かを摂取して健康になるのではなく、日々の暮らしの中で自分の身体を配慮していく姿勢です。毎日のこととなると面倒に感じたりもしますが、その習慣化が健康の秘訣だと思います。


    ■腸弱の健康5か条

    健康的な生活で気をつけていることは次の5つです。
    ・冷やさない
    ・食べ過ぎない
    ・脂っこい食べ物に気をつける
    ・ストレスを減らす(よく寝る)
    ・適度な運動をする


    ・冷やさない

    冷えは健康面で良いことはありません。住宅メーカーのおすすめ室温は18度だそうです。 腸弱が身体を冷やすと腸の動きが鈍り(下手したら止まり)、腹痛や嘔吐の原因になったりします。

    着るもので身体を温めるのに加え、温かい食べ物・飲み物、熱めのシャワー(40度以上)、腹巻きでしっかりと暖を取ることが大切です。

    特に朝、温かい飲み物を取ることが多いです。朝は体温が低くなりますが、腸弱ということもあり朝ごはんは食べない生活を送っています。しかし、朝ごはんを食べないと体温は上がりづらいので、少しでも上げるために白湯やホットポカリなど温かいものを飲みます。身体の中から物理的に温まり効果的です。



    また、40度以上のシャワーを浴びて、物理的に身体を温め方法もあります。
    「身体が冷えやすい」、「低体温になりやすい」と自覚のある人は、1日一度は体温を高めたほうが、健康を維持しやすいかと思います。

    毎日、湯船に浸かれればそれに越したことはないですが、忙しいとお風呂を沸かしたりしている時間を惜しみがち。だからこそ、数分でも熱いお湯を浴びて、身体が芯から温まるようにしています。

    腹巻きはほぼ日の「under」を使っています。着用していても外にひびきにくいデザインで、締め付き過ぎない緩いサイズ感もグッドでした。ベルトなどと同様、お腹周りをきつく絞め過ぎると、腸の動きが滞ってしまうので気をつけたいところです。


    ・食べ過ぎない

    これまでの試行錯誤で、一日1.5食の生活に落ち着いています。
    きっかけは、ルイジ・コルナロの無病法」という健康本が自分の体験、感覚にピッタリと当てはまったからで、そのエッセンスを取り入れてみることから始まりました。





    「食べ過ぎると消化できず、未消化のものが腸内で悪気(毒素)を生じ、それが血液を通じて全身に周る。これが病気の原因になる」


    というのがコルナロの考えでした。
    この話はとても納得感があり、よく考えると体内温度は37-38度と真夏日と同じ。その体内で消化しきれなかったものは、当然腐ります。夏場の炎天下で食べ物を放置している状態が、身体の中で再現されていると思うとゾッとします。
    その腐敗臭(悪気)が腸壁から吸収されて、身体に巡っているとしたら、「そりゃ不健康にもなるよね」という話です。

    コルナロは、極少食をすすめていますが、あまりに少食過ぎても栄養が不足してしまいます。また、食事を摂ると眠気が発生することもあり、昼は軽め、夜は普通、の1.5食生活になりました。

    その生活で特に問題なかったのですが、最近、メンタリストのDaiGoさんの動画 「プチ断食の知られざる効果」で、「食事時間を8時間以内に抑えるプチ断食」(男性の場合)を提案していました。

    つまり、13時にお昼を食べる場合は夜は21時まで。
    今まで夜ごはんの時間は、就寝の二時間前までなどで特に定めていませんでしたが、夜ごはんの時間を決めたら朝が快適になりました。会食がある場合は、21時以降も飲み食いすることもありますが、普段のルーチンとして取り入れるだけでも十分効果を得られます。



    ※食べ過ぎの目安
    食事が美味しくて、どうしても食べ過ぎてしまう人は、自分の中の「食べ過ぎの目安」を把握することが大切です。
    個人差はありますが、舌の色で判別できます。
    白味かかったら腸は悲鳴を上げています。食べるものの量を減らし、消化の良いものに切り替えるか、温かい飲み物メインで舌の色がもとに戻るのを待ちましょう。
    これは単純ですが、とても明快で正確な方法です。

    ※どうしても食べ過ぎてしまったときは
    とはいえ、欲望に負けて食べ過ぎてしまうこともあります。
    また寒さで体調が急変し、普段の食事量でも消化が追いつかないときもあります。

    そんな緊急時の対策です。
    頻繁な利用はオススメしませんが、効果は抜群です。



    大人(15歳以上)1回量 :3~6錠、1日服用回数:1回

    とありますが、1~2錠で十分効きます。
    1年に1、2度使ったりしますが本当に使う機会は少ないです。もし、頻繁に使う必要があるなら、生活態度を見直す必要がありそうです。
    単身者であれば90錠タイプでも十分です。


    ・脂っこい食べ物に気をつける

    脂質は、他の栄養素に比べ1gあたり、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalと効果的にエネルギーを摂取できる一方、消化時に腸へ負担をかける要因にもなります。

    「食べ過ぎない」ことも大事ですが、食べ過ぎてなくても脂を取り過ぎると、腸の動きが鈍り、不調の原因になります。1食あたり20-30gもあれば十分です。

    基本的な食生活は、津川 友介氏の世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を参考に、サラダ・魚・果物を常食として、調子がいいときは肉食もしています。


    ナッツ類も栄養価が高くて良いですが消化するのが大変であるため、週1~2回程度です。個人差はありますが1回35gまでだと消化しきれるので、小分けになっている1袋100円以下の商品を買ってます。




    ※アルコールについて
    アルコールは腸の動きを促進させる効果があるようですが、大量の水分で食べ物を大腸に流し込み、負担をかけてしまうという点では注意が必要です。
    お酒を飲むことで、食べ過ぎたり高脂質な食事になりがちなので、腸に負担がかかり弱っているところに、追い打ちをかける形になります。
    ほどほどに食べ、ちびちび飲む、お酒の嗜み方の変容が求められます。


    ・ストレスを減らす(よく寝る)

    ストレスも色々ありますが、一番の大敵は睡眠不足によるストレスです。
    睡眠は7-9時間取るようにしています。安眠で重要視しているのは周囲の環境(音)なので、住宅選びの時点で既に勝負はついているのですが、生活が不摂生になって睡眠を削ってしまわないよう注意しています。

    住宅選びという点では、アパートは厳しいです。
    最近、火災保険料が安くなる木造物件に、最新の住宅素材を使った高機能アパートというジャンルがあり、それはとても住心地が良かったです。
    (複層ガラス、クッションマット、浴室乾燥、宅配ボックスなど完備)

    しかし、それ以外の一般的なアパートでは、おそらく防寒や防音対策は皆無です。
    家賃と立地以外で、住むメリットは少ないでしょう。

    また、よく眠るためのコツとしては、昼間によく動いて疲れておくことです。
    あとは、カフェインの摂取を気をつけることぐらいでしょうか。
    以前は15時以降のカフェインは控えていたのですが、それでも眠れなくなったので、普段はカフェインレスコーヒーなどにして、カフェイン摂取を控えています。


    ・適度な運動をする

    健康のための運動を考えたとき、必要なことは「歩行」です。
    歩くことで血液の循環が促され、体温も上がるので良い事づくしです。
    運動=筋トレという勘違いがありますが、必ずしも筋トレをする必要はありません。

    心拍数が60-100以内の範囲で、ジョギングやウォーキングをすれば十分です。
    活動量計があれば、心拍数の計測も容易に行えます。

    デザインは「Withthings」が好きですが、現在は「FITBIT」を使用しています。
    そろそろ買い替えたいと思っていて、次買い換えるならWiththings」かGARMIN」にする予定です。 

    最大心拍数「220-年齢数」、高齢者や低体力者では「215-年齢数」

    という指標があるので、それを元に体に負担をかけ過ぎないようにして、日常であれば60-90の範囲で生活できれば、極端な運動不足には陥らないでしょう。
    年齢にもよりますが1日5,000-8,000歩も行動できれば、かなり健康です。

    個人的には、筋トレも好きですが、運動=筋トレではないので、ジム通いが続かない場合は無理に通う必要はありません。散歩することが一番です。
    例えば、美術館を巡るだけで1日8,000歩は簡単に達成できます。歩く予定を入れるなど、苦にならない方法で続けられるのが一番です。


    この5つを気をつけていれば比較的健康な生活になります。
    そして習慣化がカギなので、慣れてしまえば思ったよりも楽です。
    腸弱の現場からは以上です。