寒い季節に体調を崩しやすくなる人は、身体を温めるだけで健康的になるかもしれません。昨日は着るもので身体を温めようというテーマでしたが、今日は「腸弱の人が健康で気をつけていること」について書きます。
大前提として、健康は減点方式と捉えています。
「何かをしたから健康になる」というより「不健康な要因を除外すれば長く健康でいられる」と考えています。
つまり、1日で何かを摂取して健康になるのではなく、日々の暮らしの中で自分の身体を配慮していく姿勢です。毎日のこととなると面倒に感じたりもしますが、その習慣化が健康の秘訣だと思います。
■腸弱の健康5か条
健康的な生活で気をつけていることは次の5つです。・冷やさない
・食べ過ぎない
・脂っこい食べ物に気をつける
・ストレスを減らす(よく寝る)
・適度な運動をする
・冷やさない
冷えは健康面で良いことはありません。住宅メーカーのおすすめ室温は18度だそうです。 腸弱が身体を冷やすと腸の動きが鈍り(下手したら止まり)、腹痛や嘔吐の原因になったりします。着るもので身体を温めるのに加え、温かい食べ物・飲み物、熱めのシャワー(40度以上)、腹巻きでしっかりと暖を取ることが大切です。
特に朝、温かい飲み物を取ることが多いです。朝は体温が低くなりますが、腸弱ということもあり朝ごはんは食べない生活を送っています。しかし、朝ごはんを食べないと体温は上がりづらいので、少しでも上げるために白湯やホットポカリなど温かいものを飲みます。身体の中から物理的に温まり効果的です。
また、40度以上のシャワーを浴びて、物理的に身体を温め方法もあります。
「身体が冷えやすい」、「低体温になりやすい」と自覚のある人は、1日一度は体温を高めたほうが、健康を維持しやすいかと思います。
毎日、湯船に浸かれればそれに越したことはないですが、忙しいとお風呂を沸かしたりしている時間を惜しみがち。だからこそ、数分でも熱いお湯を浴びて、身体が芯から温まるようにしています。
腹巻きはほぼ日の「under」を使っています。着用していても外にひびきにくいデザインで、締め付き過ぎない緩いサイズ感もグッドでした。ベルトなどと同様、お腹周りをきつく絞め過ぎると、腸の動きが滞ってしまうので気をつけたいところです。
・食べ過ぎない
これまでの試行錯誤で、一日1.5食の生活に落ち着いています。きっかけは、ルイジ・コルナロの「無病法」という健康本が自分の体験、感覚にピッタリと当てはまったからで、そのエッセンスを取り入れてみることから始まりました。
「食べ過ぎると消化できず、未消化のものが腸内で悪気(毒素)を生じ、それが血液を通じて全身に周る。これが病気の原因になる」
というのがコルナロの考えでした。
この話はとても納得感があり、よく考えると体内温度は37-38度と真夏日と同じ。その体内で消化しきれなかったものは、当然腐ります。夏場の炎天下で食べ物を放置している状態が、身体の中で再現されていると思うとゾッとします。
その腐敗臭(悪気)が腸壁から吸収されて、身体に巡っているとしたら、「そりゃ不健康にもなるよね」という話です。
コルナロは、極少食をすすめていますが、あまりに少食過ぎても栄養が不足してしまいます。また、食事を摂ると眠気が発生することもあり、昼は軽め、夜は普通、の1.5食生活になりました。
その生活で特に問題なかったのですが、最近、メンタリストのDaiGoさんの動画 「プチ断食の知られざる効果」で、「食事時間を8時間以内に抑えるプチ断食」(男性の場合)を提案していました。
つまり、13時にお昼を食べる場合は夜は21時まで。
今まで夜ごはんの時間は、就寝の二時間前までなどで特に定めていませんでしたが、夜ごはんの時間を決めたら朝が快適になりました。会食がある場合は、21時以降も飲み食いすることもありますが、普段のルーチンとして取り入れるだけでも十分効果を得られます。
※食べ過ぎの目安
食事が美味しくて、どうしても食べ過ぎてしまう人は、自分の中の「食べ過ぎの目安」を把握することが大切です。
個人差はありますが、舌の色で判別できます。
白味かかったら腸は悲鳴を上げています。食べるものの量を減らし、消化の良いものに切り替えるか、温かい飲み物メインで舌の色がもとに戻るのを待ちましょう。
これは単純ですが、とても明快で正確な方法です。
※どうしても食べ過ぎてしまったときは
とはいえ、欲望に負けて食べ過ぎてしまうこともあります。
また寒さで体調が急変し、普段の食事量でも消化が追いつかないときもあります。
そんな緊急時の対策です。
頻繁な利用はオススメしませんが、効果は抜群です。
大人(15歳以上)1回量 :3~6錠、1日服用回数:1回
とありますが、1~2錠で十分効きます。
1年に1、2度使ったりしますが本当に使う機会は少ないです。もし、頻繁に使う必要があるなら、生活態度を見直す必要がありそうです。
単身者であれば90錠タイプでも十分です。
・脂っこい食べ物に気をつける
脂質は、他の栄養素に比べ1gあたり、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalと効果的にエネルギーを摂取できる一方、消化時に腸へ負担をかける要因にもなります。「食べ過ぎない」ことも大事ですが、食べ過ぎてなくても脂を取り過ぎると、腸の動きが鈍り、不調の原因になります。1食あたり20-30gもあれば十分です。
基本的な食生活は、津川 友介氏の「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を参考に、サラダ・魚・果物を常食として、調子がいいときは肉食もしています。
ナッツ類も栄養価が高くて良いですが消化するのが大変であるため、週1~2回程度です。個人差はありますが1回35gまでだと消化しきれるので、小分けになっている1袋100円以下の商品を買ってます。
※アルコールについて
アルコールは腸の動きを促進させる効果があるようですが、大量の水分で食べ物を大腸に流し込み、負担をかけてしまうという点では注意が必要です。
お酒を飲むことで、食べ過ぎたり高脂質な食事になりがちなので、腸に負担がかかり弱っているところに、追い打ちをかける形になります。
ほどほどに食べ、ちびちび飲む、お酒の嗜み方の変容が求められます。
・ストレスを減らす(よく寝る)
ストレスも色々ありますが、一番の大敵は睡眠不足によるストレスです。睡眠は7-9時間取るようにしています。安眠で重要視しているのは周囲の環境(音)なので、住宅選びの時点で既に勝負はついているのですが、生活が不摂生になって睡眠を削ってしまわないよう注意しています。
住宅選びという点では、アパートは厳しいです。
最近、火災保険料が安くなる木造物件に、最新の住宅素材を使った高機能アパートというジャンルがあり、それはとても住心地が良かったです。
(複層ガラス、クッションマット、浴室乾燥、宅配ボックスなど完備)
しかし、それ以外の一般的なアパートでは、おそらく防寒や防音対策は皆無です。
家賃と立地以外で、住むメリットは少ないでしょう。
また、よく眠るためのコツとしては、昼間によく動いて疲れておくことです。
あとは、カフェインの摂取を気をつけることぐらいでしょうか。
以前は15時以降のカフェインは控えていたのですが、それでも眠れなくなったので、普段はカフェインレスコーヒーなどにして、カフェイン摂取を控えています。
・適度な運動をする
健康のための運動を考えたとき、必要なことは「歩行」です。歩くことで血液の循環が促され、体温も上がるので良い事づくしです。
運動=筋トレという勘違いがありますが、必ずしも筋トレをする必要はありません。
心拍数が60-100以内の範囲で、ジョギングやウォーキングをすれば十分です。
活動量計があれば、心拍数の計測も容易に行えます。
デザインは「Withthings」が好きですが、現在は「FITBIT」を使用しています。
そろそろ買い替えたいと思っていて、次買い換えるなら「Withthings」か「GARMIN」にする予定です。
最大心拍数「220-年齢数」、高齢者や低体力者では「215-年齢数」
という指標があるので、それを元に体に負担をかけ過ぎないようにして、日常であれば60-90の範囲で生活できれば、極端な運動不足には陥らないでしょう。
年齢にもよりますが1日5,000-8,000歩も行動できれば、かなり健康です。
個人的には、筋トレも好きですが、運動=筋トレではないので、ジム通いが続かない場合は無理に通う必要はありません。散歩することが一番です。
例えば、美術館を巡るだけで1日8,000歩は簡単に達成できます。歩く予定を入れるなど、苦にならない方法で続けられるのが一番です。
この5つを気をつけていれば比較的健康な生活になります。
そして習慣化がカギなので、慣れてしまえば思ったよりも楽です。
腸弱の現場からは以上です。
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