イーロン・マスクの名言7選(https://forbesjapan.com/articles/detail/32639)
「一緒に働いている人が好きかどうかは、とても大切だ」の大切さには同意します。
ただし仕事の場合、私生活とは違った要因で好き嫌いが発生する気がします。
仕事で、人に好意や嫌悪を抱く場合を自分の経験から考えてみたら、「仕事に対して不誠実な人」に嫌悪する傾向がありました。
- そもそも、仕事にルーズな人
- 本質的ではない無意味な作業を頑張る人
- 他人の足を引っ張る人
- 感情優先で適切な判断を見誤る人
これらの人が、いくらいい人であっても、仕事上は付き合いたくありません。
また、悩みのタネとして大きいのは、不誠実な行動する人は、自分では不誠実な行動をしていると気づいてない点です。
「仕事に対して不誠実な人」は、いわゆる「思考停止」状態と置き換えれば、嫌う理由も納得しやすいです。私生活であれば、思考停止は本人の問題で自由ですが、組織になればそれにより損害が発生するからです。
ただ、ここではたと気づくことがあります。
思考停止状態と気づけない不誠実な人たちは、
なぜ思考を停止してるのか?
人それぞれ、思考停止に至る理由は様々ありそうですが、単純に使わない能力が劣化しただけと考えられます。
個人で生き抜くには、すべてを自分でまかなう必要があり、思考停止は生活破綻の可能性を高めますが、会社に属していると高度な分業化により、同じ作業の繰り返しなど思考停止状態でも十分通用します。
そのため、もし会社が思考停止の人を生み出しているなら、「一緒に働く人が好きかどうか」の尺度は、結局その会社の社風や考え方が好きかどうか、に帰結しそうです。
イーロン・マスクの考える惨めな人生を避けるポイントは、次の通り考えられます。
- 「人が好きだから組織が好き」より、「組織が好きで人も好き」の方が、
ハズレを引く確率は低くなる - 人数が多くなればなるほど、思考停止圧力が高まる
- 変化が少なければ少ないほど、思考停止圧力が高まる
思考停止の人たちを上手くマネジメントする能力がある人の場合や、思考停止でも気にしない人の場合を除いては、少数精鋭の会社を選んだ方が得策と感じました。安定と成長のトレードオフでもありますね。
そうなると、「組織が好き」の判断が難しく感じられるかもしれません。
会社の求人票や理念にはいいことしか書かれていないから、大体好きになるじゃんと思われがちですが、そんな事はありません。
ここで大事なのは「興味・好奇心」です。
興味や好奇心をもって会社の情報にあたれば、すんなり腹落ちすることや違和感を感じることに出会います。その「違和感」の部分をどう納得度させるかによって、自分に合う会社、合わない会社が判断できるのではないでしょうか?
もちろん、「違和感」を自分一人で払拭するのは困難ですから、そのための「面接の場」と捉えれば、面接への準備も捗るでしょう。中には、直接企業に聞きづらい質問もでてきますが、そこを上手に聞く力が、お互いの理解度を高め納得感につながると考えます。
当然、相手の企業が求める能力を満たしている必要もありますが、マッチングは、ある程度の数をこなして、スキルと相性の合う相手を探すことは必要です。
同僚が好きかどうかは、仕事ひいては人生の満足度を大きく左右する問題なので、自分の納得感ある選択の一助になればと思います。
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